このカテゴリー最初の記事は、やはり自分がいちばん好きなオイル 「ネロリ」 に関するものにしたいと思います。
ネロリはオレンジの花から抽出されるオイルで、その特徴は 「懐かしさを感じさせる、そして高貴な香り」 と表現できるかと思います。 このオイルはまた肌のたるみやしわを防ぐ作用があるとも言われるので、顔のこじわが気になる女性の方は一度試してみる価値があるかもしれません。
名前の由来は、17 世紀イタリアのネロラ公国の公妃アンナ・マリアが愛用したと言われることから .... という説明をあちこちで見かけるのですが、Google で 「ネロラ公国」 を検索してもアロマテラピー関係のページしかヒットしないのはなぜなんでしょう? もし 17 世紀のイタリアに 「ネロラ公国」 なる国が実在したのであれば、歴史、特に西洋史に関するページのひとつやふたつがヒットしてもよさそうに思うのですが。 また、「ネロラ」 は “Nerola”、「公国」 は “Principality” なので、この二つの単語を含むページをググッてみても .... 5 件しかヒットしないですねぇ。 不思議です(^^;)
そんなわけで、「ネロラ公国」 なる国があったという資料や証拠を私は現時点で見つけられずにいるのですが、少なくとも 「ネロラ城 (Castle of Nerola)」 という城がイタリアに存在するのは確かなようです。 以下は Castle of Nerola というウェブページからの抄訳ですが、10 世紀か 11 世紀頃に建てられたと言われるこの城は 1235 年に Orsini 家の所有するところとなり、それから約 500 年後の 1765 年、 Orsini 一族の Flavio という男性がアンナマリア (Annamaria) という女性と結婚しました。 そしてこの新婚夫婦がパリに旅行に行った際、花嫁がビター・オレンジのジュースから香水を作り、それを 「ネロリ」 と名付けた .... という 「伝説」 があるそうです。
とまあ、名前の由来を探るのはこの辺にしておいて、アロマの話に戻ります(^^;)
数あるアロマオイル (正しくはエッセンシャルオイル) の中でも、ネロリはかなり人気のあるオイルと言っていいでしょう。 一方、これはローズやジャスミンに次いで高価なオイルでもあり、ひと瓶 2ml〜2.5ml で、お値段は 5,000円台から 7,000 円台。 ものによっては 10,000 円を超えるようなものまであります。 私は グリーンフラスコ のものと ニールズヤード のものを使っていますが、前者が親しみやすい感じの香り、後者は高貴な感じがやや強い香りのように思います。 どちらがいいかは完全に好みの問題ですね。 もちろん、この 2 社以外でもほとんどのメーカーがネロリのオイルを扱っています。
そして私は、ネロリにラベンダーとベルガモットをブレンドして芳香浴に使っています。 ブレンド比率は、ネロリが 2、ベルガモット 2、そしてラベンダーが 1 という割合です。 また、ラベンダーを 3 滴にして、イランイランかサンダルウッドを 1 滴加えても神秘的でうっとりとする香りになります。 他にもブレンドの可能性は無限に存在しますので、皆さんもいろいろな 「ネロリ・ブレンド」 を試してみられてはいかがでしょうか。
参考文献: 『アロマテラピーのための 84 の製油』; ワンダ・セラー著; 高山林太郎 訳; フレグランスジャーナル社; ISBN4-938344-32-7
Since 11th March, 2006.
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